閃の軌跡4クリアしての評価・感想(少しネタバレあり)

当ブログには広告が含まれています。

ちょっとだけネタバレあります。重要なところは触れてません。

まず最初に気になってる人も多いと思うので。

f:id:stormKUBO:20181004131241j:plain
f:id:stormKUBO:20181004131343j:plain

今回公式がネタバレ全開のトレーラーをぶっ込んできましたが、エステルたちやロイドたちが参加するのは事実ですが、あくまでゲスト扱いです。さらに、それらのキャラが出るということで「え、閃というより軌跡シリーズが終わるの!?」と思った人もいるのではないでしょうか。今回終わるのは鉄血がらみの話だけで、結社はノーダメージで終わります。「山ちゃんはやめへんで」状態ですね。

それでは細かいところを見ていきましょう。

総評としては、「閃の軌跡3ほどクソゲーではないけど、やっぱり期待したほどではなかった」というところ。もう相当やばい状態からスタートしているはずなのに、やっぱり緊張感のない展開がダラダラと続きます。中盤からはいくらか重要キャラとの戦闘も増えてくるのですが、主人公側にしろ敵側にしろ「とりあえず逃げる」の繰り返しで、決着がつきません。これが緊張感の無さを助長します。

中盤以降、敵味方共にキャラが増えすぎて、ちょっとついていけないところがありました。無理矢理しゃべらせたり見せ場を与えることによって、ダラダラ感がさらに増します。まるでスパロボみたいです。というか新Ⅶ組自体が蛇足だった感がありますね。ユウナとアッシュ以外は影薄いし、かといってユウナはストーリー的には不要ですし。

あと、これは3かもっと前からなんですが、「見極める」というセリフを使いすぎ。「見極めてどうすんの?」という部分にはほとんど触れられないため、目的が見えてこず、これも緊張感の無さの一因に。

安直な設定が多いのもがっかりポイント。死んでたと思ったら実は生きてた!味方だと思ったら実はスパイだった! みたいな感じで。

あとあれだな、オープニングムービーの作画がかなりやばかった。悪い意味で。こんな出来ならなかった方がマシというレベルでひどい。

次に戦闘面。敵が素早すぎるせいで、システムのいくつかは意味が薄くなってますね。先制攻撃をしたのに先に攻撃をされるという、ポルナレフ状態になることも普通にあります。あと状態異常がかなりうざく、難易度最低でも要所では対策をしてないと無理、という場面も。それなのに戦闘を始めてしまったらリセットなどができず、アプリケーションを終わらせるしかないというのもミスマッチでした。

今回たぶんシリーズ初めて? オートセーブ機能が搭載されたわけですが、オートセーブ枠がひとつしかないのでアテにできず(やばい、選択肢を間違えたから戻ろう!と思ったらすでに今の状況で上書きされていることが多い)、あまり意味を感じませんでした。

このシリーズは「ストーリーは腐っても曲は最高!」だったのも昔話。閃に入ってからはこれといった曲がなかったように感じます。鋼の聖女専用曲であったあの曲が、閃4では普通のボス曲として使われていて、もう新しい曲を書けなくなったのか? という疑いあり。

それ以外の不満点といえば、個人的な意見になりますがレンの声優が変わったこと。前の人がかなり独特な声の持ち主だったので、どうしても違和感が消えませんでした。

f:id:stormKUBO:20181004131326j:plain

↑ティータのHP高すぎwwwwww脳筋キャラwwwwww と思ったらロボットに乗ってるだけでした。

f:id:stormKUBO:20181004131255j:plain

↑最初から最後まで小物感が消えないセドリック。と思ったらそれは(脚本的に)わざとだったようで、ちゃんと収束します。

f:id:stormKUBO:20181004131249j:plain

↑FF6みたいなチームわけ。今回は閃3のような「片方のチームでスイッチを操作しないともう片方が進めない」みたいなのはなし。ただしダンジョン自体がコピペっぽいのが多く、かなりだるかった……

f:id:stormKUBO:20181004131306j:plain

↑トゥルーエンドの真ラスボス戦前のチーム分け。正真正銘のオールスターバトル。

トゥルーエンドは、ある過去作カップルの結婚でエンディング。といった感じで、要所要所に過去作ネタを挟んでくるので、正直閃シリーズから入った人は、閃の軌跡4の半分も楽しめないと思います。その一方で、過去作からやってる人ほどそろそろ愛想尽かしそうなクオリティ。軌跡シリーズはこれからも続くことは確定しましたが、もう買うことはないかな……と碧の軌跡終わったあとにも思ってて、実際閃1は買わなかったんだけど、フリプ落ちして一応クリアして、2もDL版がすごく安いから買って、3はたまたまお金に余裕があったから買って、「クソゲーすぎる!もう買わねー!」と思ったら次が最後だとゲーム内で告知されて、「最後なら次だけ買うか……」と現在に至ります。振り返るとめちゃくちゃ手のひらの上で踊らされてる気がしないでもない……

というかSwitchで軌跡シリーズ出せば絶対売れるのになんで出さないのかな?(注:なぜか閃3だけ、後日発売決定しました) ドラクエ11の移植も難航してるそうだし、スペックもショボグラなので問題なさそうだし、技術的な問題でしょうか。JRPGが求められながら圧倒的に供給が足りてないSwitchのラインナップ。ヴェスペリアのリマスター程度でも拍手喝采なんだから、イースだけじゃなく軌跡シリーズを空から閃まで、次回作以降も全部出せば間違いなく売れるはず。