無線音声コーデックとビットレートのお話

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昔はコーデックといったら映像の圧縮規格のことを指しましたが、スマホの音声コーデックの正式名称ってなんなんでしょうね? 「音声コーデック」で検索してみるとMP3とかFLACとかそういうものを指すようです。

閑話休題。
念願のaptX Adaptive対応スマホを買っていろいろ再生していたら、ふと96khzの音源が48khzで再生されていることを発見。いろいろ調べてみると、これは「サンプリングレートコンバーター(SRC)」という機能のせいでこうなっているようです。ほとんどのAndroidにはこの機能が埋め込まれていて、絶対に影響を受けてしまいます。
……が、「Neutron Music Player」という有料アプリを使えばSRCを回避できるようです(設定→オーディオハードウェア→ダイレクトUSBアクセスを有効化)。余談ですがAndroid14でSRCを回避できる機能が搭載されるという話。

で、それを調べている過程で知ったのがそれぞれのビットレート。
CDが1411kbps。
aptX Adaptiveは280kbps〜420kbpsの可変ビットレート。
LDACは現行コーデックの最大である最大990kbps。
音質を求めるなら無線は有線にはかなわない! ということは知ってはいましたが、こういう具体的な数値を知ると改めてアホらしくなってきました。
TWSなんてバッテリーの性質上、どれだけ高価なものを買っても一生モノにはなり得ないし、金をかけるのは利口とはいえませんね。

というわけで引っ越し以来触ってなかった有線ヘッドホン(ATH-M40x。そこまでいいものではない)を引っ張り出してみたら、はっきりわかるくらい音が良かったですね。ちょっと高いTWSを買ってみた、ちょっとアプリの設定を変えてみた、ってのがアホらしくなるくらいはっきりと音が良くなりました。
でもなぁ……やっぱり無線って便利なんですよね。