使い勝手のいいCFWでソフト的にはRetroArchなんですが、UIが大きく異なるので(私を含めて)混乱している人もいると思います。
この手の情報は日本語ソースではほぼ存在しない上に、英語ソースでも検索しにくかったりなかったりするので、自分でわかったものを書き留めておきます。随時更新。
デフォルトホットキー
Fはファンクションキー。
F + スタート ゲームを終了
F + R2 ステートセーブ
F + L2 ステートロード
F + 十字キー左右 セーブスロットの変更
F + R1 ターボ(倍速)
F + X メニュー
ファイルの転送
muOSデバイスをPCと同じWIFIにつなぐ。
トップページから設定>接続>Webサービス を選んで、「SFTP+ファイルブラウザ」を有効にする。
muOSデバイスを起動した状態で(画面はおそらくどこでもいい)、muOSデバイスのIPアドレス:9090(例:192.168.*.*:9090)をPCブラウザに入力。末尾の「:9090」を忘れないように。IPアドレスはWIFIの設定画面で確認可能。
するとブラウザにmuOSデバイスのエクスプローラ的な画面が表示される。
原文はこちら→SFTP + FileBrowser | muOS
チート
チートコードの書式はRetroArch。
まずmuOSトップメニューのアプリ>アーカイブマネージャーを選び、RetroArch Cheatsを選ぶ(選ぶと20分くらい? 操作不能になるので注意)。
内蔵されているチートファイルが解凍(展開)されて、フォルダが自動生成される(不要なフォルダやファイルは削除してもいい。自分で必要な分だけフォルダを作るのが理想だが、パスがわからない場合がほとんどだと思うので、煩雑ではあるがこの方法をおすすめする)。
SD1(mmc)>MUOS>RetroArch>cheatsにコアごとのフォルダが作られるので、そこにRetroArch形式で記入した「ゲーム名.cht」を置く。
チートコードの書き方はこちら(【2022年度最新】レトロアーチや中華ゲーム機でチートを使う方法 | 大阪のおじいさんの老後ブログ)がわかりやすい。
スペースや改行は半角の+でつなぐ。
ネットで検索したコードをRA式に書き換えて保存。
ゲーム中にメニューを開き、クイックメニュー>cheats>Load Cheat File(Replace)でファイルを選択。
その後、コードをオンにしてApply Changesを選択してコードを反映させる。
チートコードの例
以下に自分で作って動作確認までしたPSのスパロボα外伝のコードを置いておく。
※例では全角文字を使っているが、全角で記入すると文字化けするので半角アルファベットで記入するのがおすすめ。
cheats = 3
cheat0_desc = “改造してもLOAD可能”
cheat0_code = “D011364E+1040+8011364E+1000”
cheat0_enable = falsecheat1_desc = “資金Max”
cheat1_code = “80073168+967F+8007316A+0098”
cheat1_enable = falsecheat2_desc = “ブルーストーン”
cheat2_code = “80073178+967F+8007317A+0098”
cheat2_enable = false
コア変更
起動前のゲームにカーソルを合わせてセレクト。
動作確認しているはずのROMが動かない場合などはこれ。
各種入力変更
そもそものボタン配置やホットキーなどの変更。
ボタン配置変更
メニュー→Control→Port 1~。
連射設定はTurbo Fireから。
たとえばSingle Button(Hold)、Turbo BindをY、Turbo ButtonをXに設定していると「Yボタンを押している間はXボタンが連射される」ことになります。
ホットキー変更
メニューを開いて、Bボタンを押してひとつ戻って、そこからSettings→Input→Hotkey。
これらの変更はメニュー(またはQuick Menu)→Overrides→Save Core Overridesで保存する必要あり。
セーブデータ関係
Settings→Savingから変更。
Increment Save State~はオフにするのがいいでしょう。セーブすると勝手にスロットが増えていく機能。
その他、私はオートセーブ・オートロードをオンにしています。
メニュー日本語化
Settings→User Interface→Language。
まあまあちゃんとした日本語になってくれるのですが、この変更はなぜかOverridesでも保存されないので、2025年3月現在は変更する意味なし。
スティックLED変更
当然ですがアナログスティックにLEDがある機種のみ。
muOSのトップメニュー→アプリ→RGBなんとか。
F+R3で常時変更することも可能。これのせいで、ホットキーにR3を使うことが難しくなっています。
複数ディスクのゲーム
ハード名フォルダの下に「.hidden」フォルダを作成。
「.hidden」の下に、たとえば「FF7 disc1.chd」「FF7 disc2.chd」「FF7 disc3.chd」を置きます。
ROMS\PS1\.hidden\FF7~という形です。
次に、PS1の下に「FF7.M3U」ファイルを置きます(PS1\FF7.M3U。.hiddenの下ではないことに注意)。
ファイルの中身は、
.hidden\FF7 disc1.chd
.hidden\FF7 disc2.chd
.hidden\FF7 disc3.chd
となります。拡張子まで必要なことに注意。
一度テキストファイルで作成して、そのあとに拡張子を変えるのがいいでしょう。